2016年12月28日

2017年は、リモートワーク元年となる。

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こんにちは、ヘノブファクトリー谷脇です。

2017年も間近に迫ってきましたね。

23日からの3連休と1日を使って、福岡オフィスでこれを書いています。

今日のコラムは、リモートワークに関する私の想いをまとめました。

想いが強すぎて、超大作となってしまいましたが、きっと、このコラムが先々のへノブファクトリーの指針となってくれると思っています。

リモートワーク事業の拡大をスタート

今年、日本企業では、リモートワークの導入が大きく取り上げられるようになってきました。
日産自動車や東急リバブル、日本航空などの大手企業も社員のリモート勤務を認めるようになってきました。
とても素晴らしいことだと思います。

私はあまり政治にも詳しくないですし、ニュースでかじっているだけですが、安倍政権や小池都知事の話す機会を見ても、リモートワークが地方再生に役立つ、女性の雇用拡大の要になるという言葉が多く出てくるようになったと思っています。いわゆる「波がきてる」状態です。

ただ、この波が、一瞬のリモート導入ブームとならず、しっかりと日本文化に定着するかどうかは、各社の取り組みによるところが大きいと思います。

私たちへノブファクトリーは、リモートワークに関する取り組みを、きっとベンチャーとしてはこれ以上ないと思えるほど、積極的に行ってきました。
2013年からリモートワークについての情報収集を始め、2014年12月に、経営者通信にて、在宅ワーカーを活用したリモートワーク事業の拡大を発表しました。在宅でも安定的に仕事を受けることができるスキームを確立しました。

次に、距離があってもコミュニケーションをしっかり取ることができ、各自の作業が作業で終わらない業務フローを確立できるよう、チャットやライブチャット、テレビ電話の業務レベルでの導入も行いました。

そして来年。2017年は、へノブファクトリーにとって、リモートワークの加速を実現できる、新しいサービスのリリースを控えています。
全国のウェブ制作者と共にウェブサイトの制作や運営を行うことができる体制が整う、いわば「リモートワーク元年」を迎える年にできると思っています。

第一章
〜支社立ち上げと、そこで働くスタッフと仕事のあり方〜

ヘノブファクトリー、福岡へ進出

福岡オフィスの立ち上げは、全国展開の第一歩であり、へノブファクトリーの目標の1つでもありました。
そして、拠点ができてから1年。距離を超えた信頼関係の構築という点で、大きく私の意識を変えてくれました。
とても大切な出来事だったので、この頃のことを振り返りながらリモートについての考え方の変化を辿ってみたいと思います。

へノブファクトリーでの支社立ち上げは、イレギュラーなことの連続だったと思います。

地方への支店立ち上げとして一番取られている方法は、本社スタッフを単身赴任させて現場を作るというものだと思いますが、私はこの選択をしませんでした。
なぜなら、本社の人間は福岡県という場所のことをほとんど知らないですし、想いもありません。
職場環境を作るだけであれば、誰でもできると思いますが、そこにへノブファクトリーという会社を根付かせるとした場合は、ちゃんと福岡の文化や生活スタイル、そして、そこに住む人々の魅力を活かす採用をすべきだと思いました。
そして将来、少しずつ支社が大きくなる時には、立ち上げメンバーの想いで、福岡のいい人材を集めることができると考えたからです。


福岡に拠点を作るという中で、一番困ったことは、採用でも、コミュニケーションの方法などでもなく、土地勘のない中で、仕事に最適な場所でオフィスを探すということでした。

博多駅、天神駅、西新駅、大濠駅、祇園駅、、中洲川端駅、、福岡にはたくさんの栄えた街と駅があります。
けれど、私達ヘノブファクトリーがどこでオフィスを構えるかは、その街の色にあっていなければなりません。

東京で言うなれば、赤坂や銀座で出すのか、丸の内で出すのか、渋谷、新宿で出すのか。
その違いさえも、分からないワケなので、困りました。
探し始めた頃は、そういった土地を探してくれる会社を見つけることも出来ず、そういった部分でも、地元の人の力が必要でした。
知人や親戚をあたって、地域のことを知るために情報取集したり、物件情報を集めてもらいました。本当に有り難かったです。

そして、天神駅から徒歩5分。
繁華街でありながら、静かでリーズナブルな場所を見つけることが出来ました。

福岡での採用活動

次に、採用です。

先ほど書きましたが、福岡で支社を立ち上げるなら、絶対に現地採用と決めていましたので、いくつか契約していた求人サイトで福岡採用の告知をし始めました。

掲載しても1ヶ月ほど音沙汰がなく正直焦りましたが、面接を行う時期には4名の応募があり、胸を撫で下ろしていました。

幸いなことに、その4名の中から想いの強い男の子を見つけることができ、なんと、その日のうちに採用、夜には一緒に飲みにいって、次の日に待ち合わせして備品を買いに行くという、なんとも型破りな採用活動となりました!

展開が早くて彼も驚いたと思いますが、二人ともやる気に満ちていましたから、どんなことでも自信を持って進めることができましたし、物凄い速さで準備し、形にしていきました。

この時のことは、今考えても奇跡というか、本当に運命のような出逢いだったなと思います。
こういった面でもへノブファクトリーは恵まれていましたし、幸先良かった。
中島くん、ありがとう。これからも頑張ろう!

こうして場所、人が整い、次は仕事、案件です。
これが、1番大切。

立ち上げ当初は福岡の企業様にヘノブファクトリーのウェブサイトの運営代行サービスを知って頂き、多くの企業様のウェブ戦略を実現したいと思い、営業活動を頑張りました。
中島くんにアポを取ってもらって、角度が高ければ再訪してパソコンを通じてSkypeで私がお客様と対面し、時には出張してお会いさせて頂くという方法を半年間続けました。

しかしながら、結果、1件も受注出来ませんでした。。
もちろん、弱小ベンチャーであるへノブファクトリーは、支社を何年も余裕で維持できるほどの力はなく、1日も早く営業が実って福岡での売上を作らなければと必死でした。
でも、世の中そんなに甘くないのです。
今考えると、なんのネームバリューもない会社が、現地の実績の1つも持たずに、東京価格の商品を売りにきたのですから、難しいに決まってます。
取れないから、私も中島くんもモチベーションが保てず、本当に厳しい期間だったと思います。

けど、下を向いてなんていられない。これもまた勉強と、軌道修正です。
私は、東京で行なっていた「物販事業」を福岡に移すことを決断しました。

東京の物販業務を福岡へ

物販事業のメインは受発注であり、お客様との電話対応や、梱包作業など「その場にいないとできないこと」が中心でしたので、普通に考えたら、慣れない環境に移して来なうことはリスクだったと思います。
しかも弊社が行なっていた物販というのは「還暦プレゼント(http://www.kanreki.tv)」というギフト専門サイトだったので、とても難しいジャンルの受発注フローがありました。
東京のスタッフに毎日相談をして、これを福岡に移せないか、どうやったらお客様にストレスなく移管できるか、考えました。
そしてついに、物販事業として、全体の90%ほどの仕事をリモートで行うことができるようになりました。

この、リアルなことを含む業務の移管ができたことも、私がリモートワークを絶対に100%全スタッフに選択させることができると確信した自信の一つとなりました。

実際にやってみると、支店というものは、立ち上げることも、維持することも簡単ではないものでした。
その環境で行うことが最大限メリットとなるものは何であるか考えること、そして日々、そこにいる人々が笑顔で活躍する姿をイメージしながら、少しずつ形を整えることが大切なのだと思います。

こうして福岡支社は、東京の作業拠点として、物販事業の受発注業務を行ったり、新しくコーダーとして新卒の仲間を採用し、運営代行業務を行ったり、新しく、テレマーケティングの拠点として多くのお客様の支援ができるようになりました。

第二章
〜リモートワークを実現するルールと、想い〜

このように福岡支社を立ち上げ、リモートワークの可能性を肌で感じ、この可能性を現実的にもっと確実な「ルール」として確立しなければならないと思いました。
漠然としていたものの中で、ルールとしてまとめたかったのは、次の3つです。

1、距離のあるスタッフ同士が違和感を感じず、楽しく円滑なコミュニケーションを取ることができる
2、誰かに指示されずとも、確実に仕事を実行し、利益につなげることができる
3、リモートワークの拡大によって、多くのお客様を支援することができる事業モデル作り


リモートワークの「真髄」は、距離や時間を超えて、それぞれがプロフェッショナルとして与えられた仕事を理解し、きっちりアウトプットをするという「信頼関係とアウトプットのクオリティ」だと思うので、これらを誰もが意識せずともスムーズに実現できるルールを確立できれば、全国に仲間を作れるのではないかと思っています。

世の中にはリモートワークのために作られたツールやサービスがたくさんありますが、実際に使ってみると、ちょっと窮屈だったり、長続きしないものもあります。丁度いいを探すのが難しい。
メンバー同士が積極的にコミュニケーションを取り、それぞれの想いが通じ合うこと、指示する人、される人などの強弱が生まれにくいこと、それぞれの仕事を確実に実行できること、スケジュールやクオリティを守って実行できること、それらが全て実現できなければ、将来的にリモートワークを実現することはできないと思います。
そして、試行錯誤繰り返して、1年間いろいろなツールを活用したり、ルールを導入することで、だいぶと形が出来上がってきました。

現在は、福岡支社を始め、埼玉の自宅で週3在宅ワークを行っている社員がいたり、北海道で1度も会ったことがない状態で採用したデザイナーの契約社員がいたり、千葉などのフリーランスの方と週2のリモートワークを契約したりと、活発になってきました。

何度も言いますが、どのスタッフともやり取りがスムーズにできるようになっているのは試行錯誤して考え抜いたルールの構築と、信頼関係です。

来年は、私たちが実施しているリモートワーク実現までのスキームをセミナーなどにしてお届けしたいと思っています。

第三章
〜2017年、ヘノブファクトリーにとってのリモートワークとは?〜

このように、在宅ワーカーとの関わりや、福岡の支社立ち上げ、フリーランサーとのリモートワーク契約などを経て、私たちは多くのことを学び、実行してきました。
これにより、へノブファクトリーという会社が進むべき道が、どんどん明確になっていきました。

3年余りの試行錯誤での一番の収穫は、ヘノブファクトリーの事業モデルは、リモートワークに向いている、と確信できたことです。
そして、私達が目指してきたことは、スタッフ全員がリモートワークとなっても魅力を失わないかもしれないと思えたことです。

会社のメンバーにもよく話をしますが、リモートワークとは「手段」であり、選択できる制度です。

子供を妊娠した時、引越しをした時、家族が病気になった時、離島に住みたくなった時。
会社に出勤できなくても、リモートワークができる会社があり、依頼される仕事がたくさんあり、環境が整っていれば、まっとうに仕事ができます。

介護が必要になった時、子供が熱で学校を休んだ時、出社しているのと同じように仕事ができればお給料もちゃんともらえる、お客様にも仲間にも迷惑をかけることがない。
さらには、そういったギブアンドテイクを考えたら、お互いに支え合うことが必要であるとスタッフ全員がポジティブに仕事ができるんです。
それが本来の会社の姿ではないかと思います。

生きる上で、働くことはマストです。
そして、女性は子供を持つことや結婚をして、生活が変わることがあります。
生活と仕事、どちらも天秤にはかけられないからこそ、ちゃんと準備をしていれば、その決断を苦悩にしない働き方ができると断言したい。

若いうちは、あまり考えないことなので、20代の男女は、小耳にはさむ程度で構いません。
けれど、分岐点に来た時に困らないよう、一緒に考え、スキルをつけ、体制に順応していきましょう。

へノブファクトリーのリモートワーク元年

私は、100人とか1000人とか、大きな会社を作るということに意義を感じていませんでしたが、最近はとても思うことがあります。
1000人のリモートワーカーが雇えるなら、とても有意義だなと。

2014年にクラウド型で運営代行の仕事を受けることができる、チームワーカーズというサービスを立ち上げました。
10人程度しかいない弱小会社が、クラウドソーシングサイトを立ち上げるなんて無謀なことに没頭し、3年間もお金を費やしてきて、失敗に終わったように見えたかもしれません。

実際に、世の中としても、クラウドソーシングサービスはいくつも閉鎖していて、在宅ワーカーの希望の光は小さくなったことも事実です。

しかしながら、確実に、リモートワークの時代が来る、そして私たちが行ってきた2014年からの活動を全て繋げると、1つのサービスを中心に1つの丸になることがわかりました。

これらを踏まえて考えると、私たちが進むべき道は、「リモートワークを100%会社の軸として活躍できる会社になること」だと思います。

アイデアをとことん出して、お客様のウェブ戦略を実現する会社。その事業ビジョンは変わりありません。
それを、リモートの力を借りて全国展開すること、それが2017年に実現すべきことだと思っています。

2017年は、へノブファクトリーにとってのリモートワーク元年となる。

クラウドソーシングサービス、運営代行サービス、そして、来年新たに立ち上げるサービス。
それらをつなげて、私たちができうる最大限のリモートワークを活用して、お客様を幸せにするサービス強化を実現していきます。

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